中世のパンを現代に再現!


中世の主食ともいえるパン。
しかし、現在とは違い、イーストなどは当然ありませんでした。

じゃ、当時のレシピに基づいてつくってみるか!

ということで、日をまたいでの怒涛の制作に入ったのでした!
(実際につくったのは2年前だけど)。
左側はできあがった実際のライ麦パン。
非常に重たかったです。(見た目軽いけど)。

※今回はペンションティータイム様のご協力のもと、制作にあたらせて頂きました。感謝です!

<ペンションティータイム>
http://www.kannet.ne.jp/tea/

〜制作課程〜
1.
予めオーナーのご協力のもと、「イースト菌を使わずに発酵」してもらいました。ただ、あまりにも膨らまないので、結局微量だけいれることに。それでも第一発酵はこんなにしぼんでいます。

イースト菌の威力がすごいことがここで分かったり。
2.
各種粉と水、そしてキャラウェイシード(スパイス類の一種)をいれて、混ぜます。
3.
しかーし!
混ぜてまとめるのにものすごい力が必要!
(まず女性だけじゃムリ)
ということで、男性×2(うち一人は兵士)に限りなく混ぜてもらいました。
弾力は粘土ぐらいだったと思います。
とにかく生地が重い!
こんな感じ→
4.
そしてやっとまとまったところで、打ち粉をし、再度こねます。
このこねる作業も一苦労!30〜40分ぐらいかかった気がします。
5.
で、やっとそれらしい形に。
始めたのが22:00でしたが、この時点ですでに日が変わっていました。
翌日の朝、焼いていただいて、当時の味をかみしめました。
個人的にはおいしかったです。もちもちしていて、かめばはむほど味がしみこむ感じ。
ただ、オーナーいわく、

「失敗だ・・・」

と、悲しみの目をしていたのですが。


これをやるだけでも十分です!
ちなみに、直径15cmぐらいでした。
(参考)
〜考察〜
完全忠実とまではいきませんでしたが、いかにパンをつくるのかが大変なのかがよく分かりました。
中世の人々は、力っぷしが強いことも判明。歴史の史実に繋がる、素晴らしい機会でした。

そしてパン作りにご協力頂いた参加者の皆様、ありがとうございました!
写真係だったのでほとんど手をつけてなくてゴメンナサイ!

(2008..01 繻 鳳花)




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