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剣の種類〜騎士達が愛用した剣の歴史(1)〜


皆さんは、「剣」と言われて何を創造しますか?「ファンタジー界で必ず登場するもの」「的を攻撃する時の武器」などいろいろと考えられます。
今回は、「剣」について詳細に見ていきましょう。

剣の歴史・1
〜世界歴史の観点から〜

最古の剣は、今から4500年程前、ギルガメッシュ時代あたりからありました。当時は石で作られていたので、(石器)戦闘向きというよりかは宗教の儀式向きに作られていたようです。一般の武器として使われはじめたのは、3500年程前でのエジプト中期あたりからだとされています。

剣の種類は年代を追うごとに増え始め、様々な様式の剣が誕生しました。中でも集中して多く剣が作られたのがAD1000年をすぎた頃、つまり中世期ということになります。剣の支配は、1800年中期、封建制度が崩壊するまで、実に訳3500年以上続きました。

剣の歴史・2
〜材質〜

よく、RPGゲームの中に多くの材質で出来た剣を使用する事があるでしょう。「銅の剣」「鋼の剣」「銀の剣」など、レパートリーは様々です。

初期においては石、銅が主流でした。中でも銅は鋭い切れ味で大変重宝されていました。
銅が主流になり始めた頃、銅をさらに強化する為に青銅の製造技術が生まれました。青銅の威力はかなりのものでしたが、異種族民の到来によって、材料のルートが絶たれてしまいました。その代用が「鉄」でした。
鉄は剣の歴史の中で最も長く使われていました。加工しやすい点と材料の入手ルートが多くある事から、すぐにヨーロッパ全土に普及しました。
鉄もまた強化する事になり、その技術が再び開花しました。それが「鋼」です。鋼の精製技術が発達すると共に、その種類もさらに増え、正に剣の時代となったのです。
現在では「剣」という分野ではほとんどが姿を消しましたが、日常生活でも多くその名残を残しています。ゲームの武器屋さんでも、銅、青銅、鉄、鋼と順に値段が高くなっていくのは、これらの影響でしょうか。


剣の切れ味は?

中世の騎士の間で、剣選びに欠かせない要素がいくつかありました。

・価格 ・切れ味
・重さ ・用途 等

その中でも、 重さと切れ味には重点を置いていたでしょう。選んだ剣の重さ・切れ味によっては自分の命を落としかねない結果になってしまうことも少なくないからです。
剣は切る事ができれば体を突く事もできるし、叩く事もできるか、といったらそうでもありません。重傷を負わせるくらいのものでしたら剣の先(切先)は鋭くなくてもいいし、逆に体を突く用途だったら刃先は多少丸くても構いません。それぞれ別物だと考えた方がいいでしょう。
上記の事項でのトップ5を下記に挙げます。

1 価格の高さ
  1. スモールソード
  2. ハンティング・ソード
  3. グラディウス
  4. シャムシーム
  5. トゥ・ハンド・ソード
2 重さ
  1. トゥ・ハンド・ソード
  2. ファルクス
  3. フランベルジェ
  4. クレイモアー
  5. バスタードソード
3 切れ味
  1. クレイモアー
  2. エクゼキューショナル・ソード
  3. ロムパイア
  4. フィランギ
  5. シャムシーム
4 使用頻度(=用途)
  1. ロングソード
  2. ショートソード
  3. サーベル
  4. シャムシーム
  5. レイピア


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