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〜予言は未来の道しるべ/ハロウィンの季節の占い〜


ここ数年、日本国内でもハロウィンがすこしずつ定着してきました。ビジネス商 戦で…と考える企業も中にはいるかもしれませんが、れっきとした「祝祭」であ ることを忘れてはなりません。

そもそも、「ハロウィン」って何?とたずねると「カボチャの祭り」といわれる 方が多いようですが(実際、知人の7割はそう答えていました)、11月1日に行わ れる諸聖人と殉教者の霊を祭る万聖節(All Saints' Day)の宵の祭のことで、古代ケルトとローマの文化が融合した形となります。

この日は煉獄(天国と地獄の間にある世界。すぐに天国にいけなかった魂が集う場所で、一定の修行をおこない、清められてからでないと天国にいくことができ ない)にいる魂を慰め、祈る日でもあります。そのために「ソウルケーキ」と呼ばれる、魂達を称えたケーキや、家々を回る「個別訪問」をおこなったりするのです。

子供達が仮装して家々をまわり、お菓子をもらう時に必ず言う言葉「Treck or Treat?!」(ごちそうしないといたずらするぞ)は、中世ヨーロッパの習慣をほぼ忠実に残しています。当時は農民が同じ形で家を回り、食べ物をもらっていました。

ハロウィンの祭りでは、食物を使った占いがよく行われていました。その中で、 現在でもよく行われている「アップル・ボビング(Apple Bobbing)」はご家庭でも簡単にできるので、機会がありましたらぜひやってみてください。

(以下の文は、過去に紹介した同様の記事からの抜粋です↓)
アップルボビングとは、広い容器の中に水をはり、そこに思いを寄せている人の 名前を書き込んだ(または彫り込んだ)りんごを数個浮かせます。その後、口で お目当てのりんごを口でくわえてとります。
見事1回でとることができたらその恋は成就し、3回・4回ととれなかったら恋は終わってしまうということを暗示 しています。当時の貴婦人はこぞってこの占い(ゲーム?)に力をいれていたことでしょう。


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