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〜華麗な卵は現代にでも/イースターエッグ〜


3月の下旬から4月の上旬、教会ではゆで卵にシールやペイントをして庭のあち こちに隠し、子供達はそれを見つけるためにバスケットを片手にする姿がよくみかけられます。
そもそも「イースターエッグ」と聞くと、ソフトやゲームの中に隠された裏技のようなもの、とお思いになられる方もいらっしゃるでしょう。こ のちょっとしたものを隠す習慣がそのままコンピュータの世界の「イースターエッ グ」になったとのことですが、本当のところはどうなのでしょうか。

イースターエッグ(Easter Egg)の由来については諸説ありますが、一般的なも のとしてはイースターまでの期間中、鳥の卵を食べることを禁じられていたのですが、(肉類も同様。この間は魚を中心とした食事をしていました)イースター を迎えた直後、卵の食事も解禁となり野山にでて卵を探した、とされるものです。
この際、卵がどこにあるか分かりやすいように宝石などできらびやかに飾った、 との説もあります。卵は生命の誕生・復活を意味し、キリスト教の教えの中でも特に重要視されていました。

イースターエッグの他にヨーロッパでよく見かけるのが「イースターラビット」 (Easter Rabbit)です。この時期、ウサギは神聖な存在とされており、このイースターラビットがイースターエッグをいろいろなところに隠していくという説があります。また、一度に沢山の子供を産むので誕生の象徴でもあります。


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