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〜中世の植物の言い伝え(8)サフラン編〜


スパイシーな料理などには欠かせない、今でも必須のアイテムであり、またハーブ類の中では極めて高価なもののひとつでもあるサフラン。スペインの名産品・ パエリアにはなくてはならないものでもあります。

何故高価なのかというと、通常のハーブと違って「特定の部位だけを利用する」 ということ。この場合は、秋頃に紫色のきれいな花を咲かせますが、実際に利用するのは、花の中にある3本の花柱だけです。
これを乾燥させておくと、独特の黄色い色がでるものとなるわけです。

中世の時代でも使われていましたが、イリュージョン・フード(奇想天外な料理) の時ぐらいにしか使わなかったとのことで、昔も今も貴重なことに変わりはありませんね。


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