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〜結婚指輪は永遠の証/指輪が悟る結婚事情〜


以前、テレビCMで結婚指輪を便器の中に落としてしまった! どうしよう…、とい う内容のものが流れていました。トイレ掃除に限らず、洗い物をしていた時・洗をしていた時など、ちょっとしたことで落としたり忘れたりすることがあるといます。

中世でも結婚指輪はちゃんとありましたが、一度つけたら最後、死ぬまで外すことはありませんでした。「指輪をはめる」のは純潔である結婚式の時だけだったのです。新婦と新郎は同じ指輪をしていましたが、なんらかの形で落としたり、 割れてしまった場合は悲しい結末が訪れると信じられていました。
また、滅多にないと思いますが、自然に指輪が壊れてしまった場合、相手が不義を働いていると認識されていたようです。日本でも、お皿が急にパリンと割れると不幸なことがやってくると思われたりしますよね。それと同じ感覚です。

離婚の場合は指輪を外してもよいのですが、ほとんどの夫婦は特別な理由がない限り離婚することは許されなかったので、少なかったと思います。(教会の教えでは、一度結ばれた男女が契りを破ってはならないという戒律があるからです) ちなみに、離婚(契りを解消すると表現しています)が適用する理由は近親相姦・ 相手が死亡などが主でした。

男性の方は、結婚指輪をはめない方が多いようですが、この機会にしばらくはめてみてはいかがでしょうか? 奥様がきっと喜びますよ。


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