中世ヨーロッパと近世ヨーロッパ。2つの時代の音を巡る冬の時間旅行へ。

一年のなかで最も日が短くなる冬至。
ヨーロッパの人々は古来、この時期にさまざまな祝祭を行い、共同体の暮らしの節目を祝ってきました。人々は祭りの場に集い、暖をとりながら気持ちを高めて冬の寒さに抗い、あるいは長い夜闇に輝く灯火のまわりで語らい、心の安らぎを得たのです。公共機関による電気照明が一般化するまで、夜闇は現代人が思うよりずっと暗く深い、神秘的なものでした。

今回は昼・夜それぞれに別々のプログラムで、日中は冬至祭にちなんで中世音楽の愉しみを。中世茶菓のかたわらトークを聞き、手軽に扱える笛太鼓パイプ&テイバーを使って、実際に楽器に触れあいながら昔日の祝祭を追体験します。

そして夜は室内空間を活かし、できるだけ電飾普及以前の闇に近い環境のなか、わずかな灯火だけを頼りに、語りと近世音楽のひとときを。昔日の人々が夜毎に出会った「闇」がもたらす聴覚体験の深まりを体感いただきます。


日時:2019年12月22日(日)

<昼の部: 黄昏の中世編>
(パイプ&テイバー体験ワークショップ)
15:00開始(14:30開場) 16:30終了予定
参加費:2,000円(フリードリンク・中世クリスマスに因んだ手作りスイーツ付)
※お子様との参加も大歓迎です(お子様の参加費は発生しません)
※貸出用パイプ&テイバーをご用意しております。自前のものでも持込可能です。

【12/17追加】
※WS中、以下のスイーツをご提供予定です。お召し上がりながらの受講が可能です。
(参加費に含まれております。お好きなだけどうぞ)

・中世ヨーロッパのジンジャーブレッド(14-15世紀イングランド他/アレンジ)
・ジンジャーブレッドイギリス版(ジンジャーパウンドケーキ)
・クリスマスクッキー各種
・ホットアップルスパイスジュース 紅茶 他


<夜の部: 近世の常闇編>(西洋近世を中心とした古楽ライブ)
18:30開始(18:00開場) 20:00終了予定
参加費:3,000円(お飲物・16-17世紀欧州料理・アレンジプレート付)
※会場規定によりアルコールのご提供はございません。予めご了承下さい。

【12/21追加】
夜の部出演・須賀麻里江ですが、諸事情により若干遅れての到着見込となっております。前半は、昼の部WS講師・氏家厚文による16-17世紀イングランドの楽曲を演奏します。

<演奏予定曲・前半(氏家氏担当)>
ガウ:Niel Gow’s Lament for the Death of his Second Wife
プレイフォード:Hunsdon House
ファン・エイク:Stil, Stil een Reys

<演奏予定曲・後半(須賀氏担当)>
バッサーノ リチェルカータ1番
テレマン 12のファンタジーより一番
バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ一番よりアダージョ
ローデ 24のカプリスより

※ご提供ワンプレートは以下を予定しております。食材の都合により変更の可能性がございます。
予めご了承下さい(参加費に含まれております)。

・ほうれん草と鶏肉のラビオリ(16世紀ドイツ)
・チキンタルト(17世紀イングランド)
・スノー(フルーツのクリームがけスイーツ・17世紀フランス他)
・紅茶、ハーブビネガーウォーターなど


場所:
みんなのジッカ(東急世田谷線 松陰神社前駅より徒歩4分)
東京都世田谷区若林3-23-5フラット松陰

※当日精算制となります。
※イベント当日に古楽CD・関連書籍の販売も行います。
※小規模会場のため、座布団にお座り頂くスタイルとなります。腰にご負担がある方は別途イスのご用意が可能です。
希望の場合はお申込時にお申し出下さい。

 


<昼の部: 黄昏の中世編>
【パイプ&テイバーWS:氏家 厚文】

ソリストとしてフランチェスコ・スッパ指揮サン・ジョバンニ・ボスコ吹奏楽団とデイビッド・リヴァス作曲「サヤグエサ組曲」をイタリア初演する等管弦楽との共演の他、英国パイプ&テイバー国際フェスティバル等の国際音楽祭や英国BBC、イタリア放送協会等のメディアに出演。

リング・アラウンド四重唱団とともにCD「フロットーレ~イタリア・ルネッサンスの世俗歌曲集」をナクソス・レーベルよりリリース。クレモナ・コスタンツォ・ポルタ音楽院講師。日本パイプ&テイバー協会会長。

Twitter :@AtsufumiUjiie
公式サイト:http://atsufumiujiie.com/
日本パイプ&テイバー協会公式サイト: http://pipe-tabor.jp/

 


 

<夜の部: 近世の常闇編>
【須賀 麻里江(バロックバイオリン)】

東京芸術大学音楽学部附属音楽高校卒業後、東京芸術大学卒業。同古楽科修了。その後、カタルーニャ音楽院へ留学。第15回大阪国際音楽コンクール最高位受賞。

ロストロポーヴィッチ音楽祭(ロシア)、ティアナ古楽音楽祭(スペイン)、英国青少年音楽祭(イギリス)、ラ・フォル・ジュルネ(日本)、ロワール音楽祭(フランス)、サンフランシスコ古楽協会夏期音楽祭(アメリカ)、国民文化祭などの音楽祭で演奏。その他、ドイツ、韓国、イタリア、ベトナム各地で演奏。バッハ・コレギウム・ジャパン等の古楽オーケストラの公演に参加。

公式ブログ:https://sugastrings.blogspot.com/

 

 

 


<夜の部: 近世の常闇編>
【音楽解説:白沢 達生(音楽ライター)】

西洋美術史研究・雑誌編集をへて音楽業界へ。海外料理を交え異文化探訪を楽しむ「となりにある食卓」主宰。 単独訳書にジル・カンタグレル著『バッハを愉しむとき』(仏Alpha/当該訳書はマーキュリーより)。

Alpha、Arcana、Ricercar、Zig-Zag TerritoiresなどCDライナーノート翻訳・執筆多数。ときどき通訳・トークも。
ウェブマガジンONTOMOで『だから、つい聴いてみたくなる。』連載中。2020年より衛星デジタル音楽放送「Music Bird」内「白沢達生の旅する古楽」メインパーソナリティを担当予定。

Twitter → /@t_shirasawa
Instagram → tatsuo_shirasawa
公式サイト → https://tatsuoshirasawa.wordpress.com/

 


 

【再現アレンジ料理:繻 鳳花(コストマリー事務局)】

中世西欧料理研究家。コストマリー事務局主宰。
主に中世ヨーロッパ時代にあった料理・舞踏(民衆ダンス)の再現・アレンジを施した料理レシピ研究を中心に活動。
近年は国内の各種屋外施設を利用した、自然との共存を主とした歴史再現企画・西洋ファンタジーイベント企画に携わっている。

著書:「中世ヨーロッパのレシピ」(新紀元社)
「中世西欧料理指南」「中世西欧植物譚」「中世欧州のレシピ集」シリーズ など

Twitter → /@shuhohka
HP: http://woodruff.press.ne.jp

 


主催:コストマリー事務局/となりにある古楽